40代アラフィフ転職体験談

40代アラフィフ主婦webライターが転職活動を始めた理由

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40代アラフィフの私。
現職は個人事業主のwebライターです。
今までゆるゆると扶養内完全在宅でwebライターの仕事をしてきたが、今年の春に転職活動を決意しました。

学歴なし(専門学校卒)、職歴も癖が強い私の転職活動はいばらの道でしょう。
それでもなぜ転職活動を決意したのか、その理由について赤裸々に語ります。

40代アラフィフの私が転職活動を始めた理由

↑イメージだけはキラッキラ☆

今まで正社員としてまともに働いたことがほとんどない私。
40代アラフィフの今、転職活動を始める理由は以下の6つです。

  • 純粋に収入を増やしたいから
  • webライターのままで収入を増やすのに限界を感じたから
  • 外で働く環境が整ったから
  • 中途半端に稼ぐと所得制限で返ってマイナスになるから
  • 正社員になるラストチャンスだと思ったから
  • 現状に飽きたから

大した理由じゃなくてごめんなさい。
それでも、私にとって「転職活動してみよう!」と思う大きな動機になりました。

純粋に収入を増やしたいから

40代アラフィフで転職活動を始めた一番大きな理由は、ずばり「収入を増やしたいから」です。
我が家には高1の娘と小4の息子がいて、2人とも大学進学希望。
高1の娘は私立で大学の志望校も私立、息子も恐らく私立向き。
これからとんでもなく学費がかかってきます!
だから、世帯収入を増やしたいと切実に思いました。

もちろん、夫は一生懸命働いてくれています。
私が扶養内でも、ギリギリなんとかなるでしょう。
それでもカツカツは不安だし、やっぱり旅行など生活に楽しみがほしい!
そのためには、やっぱり私が働き方を変えるのが一番手っ取り早いと思ったのです。

webライターのままで収入を増やすのに限界を感じたから

「webライターの仕事を増やして収入増を狙えばいいんじゃない?」と思う人もいるでしょう。
私も最初は同じことを考えました。
ゆるっとしたスケジュールで扶養を抜けないようにwebライターをしてきましたが「頑張ったらどこまで稼げるか試してみよう」と思ったのです。
安定して大量に依頼してくれるクライアントと出会えたので、フルタイム並みに請けられるだけ仕事を請けてみることにしました。

結果「フルタイム並みに頑張って売上20万円が限界」と判明。

売上20万円なので、そこからクラウドソーシングサイトの手数料や電気代、通信料などを引くと、手取りで15万円届くかどうか程度。
年収180万円くらいです。
しかも、2023年10月からインボイス制度が開始され、手取り収入はさらに下がる予定。
インボイス良くわからないし登録面倒だし三重苦。

無理だな…と思いました。
「ライティングスキルを上げて高単価狙えばいいじゃん!」という意見もあるでしょうが、私はそこまでwebライターに情熱を持てません…。
webライターを始めて7年、ゆるゆると続けてきましたが、潮時を感じました。

中途半端に稼ぐと所得制限で返ってマイナスになるから

webライターとして頑張って年収180万円稼ぐことは、実はうちの世帯にとってはむしろマイナスになる可能性が高いのも、転職活動を始める大きな理由です。
手取り年収180万円になると私が扶養を抜けるので、以下のような出費が発生します。

  • 所得税(約5万円)
  • 住民税(約2万円)
  • 国民年金保険、国民健康保険(約25万円)
  • 世帯年収が所得制限水準になり高校無償化対象外損失(約10万円)

さらに、私が扶養を外れると夫の税金などが上がります。
結果、フルタイム張りに働いて手取り180万円になっても、実質130万円程度の収入にしかなりません。
ゆるゆると扶養で100万円稼ぐのと、苦労して130万円稼ぐの、あなたはどっちを選びます?
私はどっちも選ばず、webライターに見切りをつけて外で働こうと思ったのです。

外で働く環境が整ったから

「なら、もっと早く外で働けばよかったじゃん」と思われるかもしれません。
耳が痛いですが、外で働くタイミングを逃し続ける人生でした。

結婚後に夫の転勤地へ引っ越しのため退職。
雇用保険を受け取りながら職業訓練に通い、その後派遣社員として再び働き始めた矢先に妊娠し、退職して出産と育児。
第一子の娘が入園して落ち着いたころに仕事を探し始めたら夫の転勤が決定。
新生活を送りながら妊活し、娘が年中のときに第二子妊娠。
娘が年長のときに第二子の息子を出産し、1歳半健診で要観察となり、その後ASDと吃音で療育開始(当然付き添い)。
外で働くと自分が大変なので完全在宅のwebライターになり現在に至ります。

なお、息子は繊細で不安が強いタイプのASD。
私が家にいることによる家庭へのメリットは非常に大きく、幸い夫がしっかり稼いでくれるので外で働く切実さはない状態でした。
だから扶養内webライターとして働いてきたのですが、息子も10歳になりかなりしっかりして、私が外で働くことに賛成してくれたので、転職活動を決断したってわけです。

正社員になるラストチャンスだと思ったから

実は私、正社員として働いた期間が4ヶ月しかありません。
アニメーター時代は委託、その後正社員として就職した会社をたったの4ヶ月で辞めています。
派遣社員として長らく働きましたが、それについて後悔はありません。
それでも思うのです。

一度でいいからボーナスをもらってみたい!
次の仕事を探すわずらわしさと「見つからないかも」という不安のない働き方をしてみたい。
すなわち正社員になって安定したい!

キャリアもない40代後半主婦の転職活動は極めて困難でしょう。
それでもギリ40代。
50代になってからの正社員は絶望的だけど、まだ40代だからなんとかなるのでは…。
正社員になるラストチャンスが今だと思ったのです。
もちろん正社員になれないかもしれないけど、とりあえずチャレンジしたくなりました。

現状に飽きたから

呆れるかもしれませんが「現状に飽きたから変えたい」というのも、転職活動を始める大きな動機です。
webライター7年、よくぞここまで続けてきたなぁと思います。
正直、そろそろ飽きてきました…。
仕事へのモチベーションが低くなってしまったのです。

「文章を紡ぎ続ける体力がなくなってきた」というのも理由の1つかもしれません。
ただ好きなことを書き散らかすブログと違い、クライアントの要望に応える文章を作り続けるのは脳が疲れるのです。

それから、フリーランスなので「飽きても書かないと報酬は1円も発生しない」という状況にもうんざりしてきました。
労働者になれば「今日は暇だね」って何もしない日でも給料はもらえますよね。
しかも、一定期間働き続ければ有給休暇が発生し、休んでいながらお金を貰えるようになるのです!

勤続年数が長い夫は毎年20日の有給休暇が加算されます。
しかも、前年度に余った有給休暇がプラスされるので、毎年40日くらい給料もらいながら休める状態。
「いいないいな。私おお給料もらいながら休みたい」と、夫を羨ましく思い、労働者に戻りたくなりました。

転職活動を始める一般的な理由とは?

さて、webライターらしいことも少し書いてみましょう。
私の転職理由はいわゆる「自己都合」ですが、他の人はどんな理由で転職活動を始めるのでしょうか。

厚生労働省が令和2年に行った「令和2年転職者実態調査の概況」では、以下のような結果が出ています。


参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」のデータより作成

おお!ほとんどが自己都合による退職です。
自己都合の詳細は以下の通りです。

自己都合の詳細

  • 労働条件(賃金以外)がよくなかったから:28.2%
  • 満足のいく仕事内容でなかったから:26%
  • 賃金が低かったから:23.8%
  • 会社の将来に不安を感じたから:23.3%
  • 人間関係がうまくいかなかったから:23%
  • 他によい仕事があったから:16.1%
  • いろいろな会社で経験を積みたいから:15.9%
  • 能力・実績が正当に評価されないから:15.3%
  • その他:14.8%
  • 安全や衛生等の職場環境がよくなかったから:10.2%
  • 雇用が不安定だったため:8.3%
  • 結婚・出産・育児のため:6.2%
  • 病気・怪我のため:4%
  • 介護・看護のため:2.7%
  • 家族の転職・転居のため:2.2%

出典:参照:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」
引用:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/6-18c-r02.html

やはり、今の仕事に多少なりとも不満があると、転職活動の大きな動機になるようですね。
私も「労働条件」「賃金(報酬だけど)」「雇用の不安定」が大きな理由でした。

また、フリーランスの場合報酬の低さは「能力・実績が正当に評価されない」という不満にもつながるかもしれません。
結婚や出産、転居や病気など「避けようのない理由による転職」は意外と少ないことには少し驚きました。

お金のために頑張る!

40代アラフィフの私が転職を決意したのはお金のため。
「お金のため!」と割り切ると、精神的にかなり楽になります。

生きがいとか評価とか関係なく、とにかく今の生活を維持しながら収入を増やしたい!
扶養を外れるのですから、最低でも年収250万円は欲しい!
そのためなら細かいことは問わないぞ!

とは言え、体力筋力に自信がない私はデスクワークを望んでいます。
デスクワークで正社員、場合によっては派遣社員でも可!
40代アラフィフ主婦は頑張ります!

なお、派遣社員も考えている件については、以下の記事で詳しく語っています。

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